メモリ8GBのPC活用術まとめ|Linux移行でどこまで快適になる?
メモリ8GBのPCをUbuntu 26.04 LTSへ移行し、動作やメモリ使用量の変化を検証。Windowsより快適に使えることを紹介する記事です。
昨今はメモリやストレージなどの価格高騰が激しく、気軽にPCを買い替えられない時代になりました。そんな中で、「今使っているPCを、どうにか快適に使えないだろうか」と考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、筆者のノートPCがメモリ8GBだったことをきっかけに、Linuxへ移行してどれだけ快適になったかを共有したいと思います。同じようにメモリ8GBのPCを使っていて、動作の重さに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
筆者のPC環境
使用しているPCのスペックは以下の通りです。
- PC:Surface Pro 7+
- CPU:Intel Core i5-1135G7
- メモリ/ストレージ:8GB/256GB
今回使用したのはUbuntu 26.04 LTSです。以前よりもメモリ要件が厳しくなったとのことですが、メモリ8GBのPCでどこまで実用的に使えるのかを試してみました。
8GBでさまざまな用途を試してみた
Windowsだとメモリ8GBはかなり厳しいですが、Linuxならどれだけ実用的に使えるのかを検証してみました。
Webブラウジング
結論から言うと、非常に快適です。Windowsのときとは比べ物にならないくらい、ネットサーフィンが捗りました。メモリ8GBでもまったく動じず、キビキビと動作するのには正直驚きました。
ちなみに、5タブ以上を開いていても、Google Chromeだけなら全体のメモリ使用量は3GB程度でした。Windowsなら、この時点で7.6GB以上使っていてもおかしくない状況です。

Web共同開発作業
私は現在、大学で企業研修の科目を受講しており、その授業ではチームメンバーと一緒にLaravelフレームワークを使った共同開発を行っています。そこで、Webコーディングにどのくらい使えるかも試してみました。
結果は、嘘のように快適になりました。
私はコードエディタにZed、ブラウザにChromeを3タブほど開いて開発作業を進めていましたが、Windowsのときはメモリが7.8GBほど使用され、常に限界状態でした。いつソフトが落ちてもおかしくない状況で、動作も非常に重かったです。
Linuxに移行してからは、ZedとChrome、さらにSlackを同時に開いても、メモリ使用量は通常4.6GB前後に収まるようになりました。まだまだ余裕があります。
以下の画像では4.1GB前後に収まっています。

画像編集
次は画像編集です。Affinityを使って、いくつかの写真をまとめて加工してみました。
Canvaが手掛けているAffinityというソフトで編集してみても、このブログのサムネを作るくらいなら何も困りませんでした。

ネットから画像を使用したり、自分で撮影した写真をインポートして数枚レイヤーで編集するというような一般的な編集なら何ら不自由ないです。
メモリ使用量の比較
ここまでの内容を、Windows時とLinux(Ubuntu)時のメモリ使用量で簡単にまとめてみました。
| 作業内容 | Windows | Ubuntu 26.04 LTS |
|---|---|---|
| Chromeのみ(5タブ以上) | 7.6GB | 3GB |
| Zed + Chrome + Slack | 7.8GB | 4.6GB |
| 軽い画像編集(GIMP) | 7.2GB | 5.2GB |
このように、同じ作業をしていてもメモリ使用量に大きな差が出ています。Windowsでは常にメモリが逼迫していたのに対し、Ubuntuではまだ余裕が残っている状態です。
Linuxに移行して感じたメリット
実際に移行してみて、感じたメリットを挙げてみます。
メリット👍️
- メモリ使用量が少ない:8GBという限られた環境でも、複数のアプリを同時に動かせる
- 動作が軽快:アプリの起動やタブ切り替えがスムーズ
- 古いPCでも実用的:買い替えをせずとも、日常用途や開発作業にある程度耐えられる
特に、メモリ8GBのPCを「もう限界かな」と諦めかけている方にとっては、Linuxへの移行は有力な選択肢になると思います。
注意点
もちろん、良いことばかりではありません。移行にあたっては、いくつか注意点もあります。
デメリット👎
- Windows専用アプリが使えない:OfficeやAdobe系など、どうしてもWindowsでしか動かないソフトがある場合は工夫が必要
- 周辺機器の対応:プリンタや一部デバイスがLinuxに対応していないことがある
- 学習コスト:操作に慣れるまで、多少の時間がかかる
ただ、WebブラウジングやWeb開発が中心であれば、これらのデメリットはほとんど気にならないレベルだと感じました。
まとめ
今回は、メモリ8GBのノートPCをLinux(Ubuntu 26.04 LTS)に移行してみた結果を共有しました。
結論としては、メモリ8GBでもLinuxなら驚くほど快適に使えるということです。Windowsでは常にメモリが限界状態だったのが、Ubuntuでは余裕を持って複数のアプリを動かせるようになりました。
メモリやストレージの価格が高騰している今、新しいPCを買う代わりにLinuxへ移行するのは、非常にコスパの良い選択肢だと思います。同じように8GBのPCを使っている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
この記事が、今使っているPCにもう一度向き合うきっかけになれば嬉しいです。「まだ使える」と感じたら、まずは使い慣れたPCを少しでも快適にする方法から試してみてください。新しいPCを買うのは、その後でも遅くないと思います。